水あそびがだいすきないっくんです、季節はずれなこの写真はテキサスでの1枚~
いや、別に『好きこそ物の上手なれ』をシリーズ化しようとは思っていないのですが…^^;;
それでもこのことわざが、まさに今の息子に当てはまるなぁ、と思って。
いずれ記録するとしておきながら、ずっと書き忘れていた息子が習い事を始めた経緯について、
結構印象的な出来事だったので、せっかくなので忘れないうちにここに記録しておこうと思います。
事の始まりは昨年9月頃だったかな、息子がしきりに「スイミング行きたい!」と言い出したこと。
幼稚園のおともだちの影響かな?と思いつつ、どのレベルでの要求か見極めるために、
そっかぁ、スイミング行きたいんだねぇ、と返事をしながら少し様子を見ることにしたのでした。
いや、「トミカほしい!」と同じレベルでの要求だったらそのうち忘れちゃうだろうなぁ、と思って。
習い事に関しては、これまでいろいろ考えてきました。
息子が2歳になる前に、あんまり体力が有り余っていたものだから(1日計4時間は散歩していた…)
わたしも息抜きをしたい気持ちがあって一度体を動かす系の習い事を考えたことがありました。
でも何かがひっかかり、信頼しているモンテッソーリ資格を持つ子育ての先輩に相談してみたところ、
・モンテッソーリ教育=自由選択
出発点は親の「やらせたい」ではなく、子の「やりたい!」
・「やりたい!」の内容を見極めることが大切
きちんとどういうことをするのか把握しているか確認する
・先生の人柄を最優先する
人格の形成期に大きな影響を与える存在なので、月謝や場所より先生のお人柄が大切
・幼児期には習い事よりも根っこ育て
敏感期に沿った育ちをした子どもたちは、6歳頃からはじめてもすぐに上達するので焦る必要なし
といった素晴らしいアドバイスをいただいたのでした。
ベビースイミングなど母子分離しないものだったらいいかもね、とは言ってもらったのですが、
この時わたしは、なんで今しかない大切な時間を自分から手放そうとしてるんだろう、と我に返り、
自分のエゴがベースにあったことを認め、アドバイスを大切に胸にしまい時を待つことにしました。
そして!どうやら「やりたい!」のタイミングが来たらしい、とわかったのが先に書いた昨年の秋。
息子の意志は固かったようで、「スイミング行きたい!」というお願いが1ヶ月以上続きました。
正直なところ、スイミングだったら是非やってほしいとわたしはこっそり思っていたので、
すぐにでもOKを出したい気持ちがあったのですが、ここでまたあるアドバイスを思い出しました。
わたしがいちばん尊敬している子育ての先輩からいただいたアドバイスなのですが、
・「やりたい!」をすぐに叶えず与えるタイミングを見極めること
欲求をすぐに満たさずにある程度寝かせることで、いざ始めたとき懸命になる&感謝の気持ちを持つ
といった内容でした(他にもアドバイスをいくつかいただいたのですが、上手くまとめられない^^;;)。
ということで、これらすべてのアドバイスを自分なりに噛み砕いて対応していくことにしました。
まずは、息子に習い事としてのスイミングを理解してもらうために見学に行くことにしました。
よく近くの市営温水プールに遊びに行くので、それと同じと勘違いしていたら嫌がるかも、と。
しかし実際に見学に行ってみても息子のスイミング熱は冷めず、むしろヒートアップ!?
自ら見学当日の体験を希望し、(それは無茶だったので;;)後日の体験を予約したのでした。
そして体験の日。何の問題もなくわたしから離れ、キラキラ笑顔でプール50分を満喫!
わたしも見学室で先生たちの対応や態度、表情、カリキュラムなどチェックしていましたが、
どの先生たちも仕事にプライドをもって楽しんでいることが伝わってきて好印象◎
言葉の選択も「走っちゃダメ」ではなく「歩こうね」だったりして、かつメリハリも効いていて◎
本当だったら色々なところに見に行けるのは決める前だけの特権なので、
別のところも体験に行こうと思っていたのですが、息子もわたしもほぼ気持ちは決まっていました。
(本来でしたらできるだけたくさん見学にいくことがおすすめされます、我が家はたまたまこうなりました)
この体験の時点で11月だったかな。ここで息子とある約束をしました。
「スイミングを習うということは、コーチのお話をしっかり聴けないといけないんだよね。」
「だから、まずはおうちでおとうさんとおかあさんのお話をしっかり聴く練習をしようね。」
「いっくんがお話をしっかり聴けるってわかったら、クリスマスプレゼントにスイミング行こうね。」
鬼でしょうか^^;;
教わる立場としての学ぶ姿勢、リスペクトの気持ち、その大切さをわたしはテキサスで学びました。
(参考:
【馬から学ぶ子育て】学ぶ姿勢・リスペクト)
なので、もしかしてちょっと厳しいかな、と思いつつも、息子ならできると期待を込めての約束でした。
息子は、、、最初は意識して過ごしていたかな。
それでもクリスマスまでちょっと時間があったので、最後の方はうやむやになってきていました。
なので、約束のクリスマスの日にちょっと話し合いをしました。
「おとうさんとおかあさんがこれまでのいっくんを見ていてお話を聴いているとは感じられなかった。」
「これは約束なので、クリスマスプレゼントにスイミングはあげられません」
(通常我が家は親からはクリスマスプレゼントあげていません)
(別にサンタクロースからのプレゼントは手にしています)
「ただ、いっくんが本当にどうしてもスイミングに行きたいのなら最後にもう一度チャンスをあげます。」
「今日からお正月まで、もう一度お話を聞く練習をしてみる?」
「お正月におとうさんとおかあさんがいいと思えたらお年玉でスイミング行ってもいいよ。」
やっぱり鬼(笑)
しかしながら、息子はわたしが有言実行なのを知っているので、最後のチャンスに真剣でした。
出来ていないときももちろんあったけれど、意識していることは十分伝わってきました。
というわけで。お正月に息子は念願のスイミングに通う権利を得たのでした(笑)
『お年玉どうする?』でも記録していますが、自らのお年玉を入会金とグッズ購入の費用にしました。
キャンペーンの時期でもないし、わざわざ寒い時期に水泳を始めなくても…とは思ったのですが、
もうここまで来ちゃうと息子の気持ちがいちばん!これがベストなタイミングだったと思います。
息子は今本人の希望で週2でスイミングに通っています。
もちろん一度も嫌がることなく、毎回スイミングに行けることを心から喜んでいるのが伝わってきます。
見学スペースで様子を見ていても、始終笑顔で楽しそうにしている息子の姿が見えます。
幼稚園以外での人間関係を経験できるのもよいところ、若い男の先生のたくましさに触れたり、
園のおともだち以外のこどもたちとじゃれ合ったりしている姿をみるのはわたしもうれしいです。
(とはいえずっとじっとは見ておらず、ちらちらチェックしながら見学時間=読書時間にしています・笑)
スイミング終了後、そこにある自販機のジュースやアイスクリームを欲しがらないのも意外で!
他の子どもたちが手にしているのをみればつられて欲しがるだろうか、と思っていたのですが、
どうやら息子にとってはスイミングに行けるというそのことそのものがご褒美になっているので、
毎回とっても満たされていて、今のところは他の何かに気が逸れるということがないようです。
ひとつだけ、はじめて経験する『進級テスト』というシステムに馴染むか、
特に息子はモンテッソーリでずっと育ってきているのでそこだけちょっと心配していたのですが、
あくまでも他人と比べるのではなく自分の上達度を測るものとして存在しているもので、杞憂でした。
「いっくん、青(最上級レベル)になる!」と自ら目標設定をしているくらいで、
『好きこそ物の上手なれ』は本当で、どんどん目標に沿ってできることが増えている息子です。
降園後の時間を体づくりに充てたいと、あわよくばスイミングがいいな、と思っていたわたし、
(参考:
「スイミング」ってどんな良いことがあるの? - Naverまとめ)
天邪鬼くんで、自分がやる!と決めたこと以外はテコでも動かない息子なので、
こうしてよい方向に事が進んだことに神さまに感謝したい気分です。
あ、いちばんは素晴らしいアドバイスをくれた子育ての先輩たちに感謝!です。
わたしの「やらせたい」を押し付けず、息子の「やりたい!」を待って良かったです。
内発的動機というのがやはりキーですね。だいすき!たのしい!もっと!がいちばんです。
しっかし昔っから水の中にいることが大好きな息子です。前世はクジラだったのかしら?
あたたかくなったら家族でどこか綺麗な水のあるところに行きたいな♪ 楽しみです♪
+いっくん 4歳8ヶ月+