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好きこそ物の上手なれ(習い事の巻)

好きこそ物の上手なれ(習い事の巻)_e0269946_130262.jpg
水あそびがだいすきないっくんです、季節はずれなこの写真はテキサスでの1枚~

いや、別に『好きこそ物の上手なれ』をシリーズ化しようとは思っていないのですが…^^;;

それでもこのことわざが、まさに今の息子に当てはまるなぁ、と思って。
いずれ記録するとしておきながら、ずっと書き忘れていた息子が習い事を始めた経緯について、
結構印象的な出来事だったので、せっかくなので忘れないうちにここに記録しておこうと思います。

事の始まりは昨年9月頃だったかな、息子がしきりに「スイミング行きたい!」と言い出したこと。
幼稚園のおともだちの影響かな?と思いつつ、どのレベルでの要求か見極めるために、
そっかぁ、スイミング行きたいんだねぇ、と返事をしながら少し様子を見ることにしたのでした。
いや、「トミカほしい!」と同じレベルでの要求だったらそのうち忘れちゃうだろうなぁ、と思って。

習い事に関しては、これまでいろいろ考えてきました。
息子が2歳になる前に、あんまり体力が有り余っていたものだから(1日計4時間は散歩していた…)
わたしも息抜きをしたい気持ちがあって一度体を動かす系の習い事を考えたことがありました。
でも何かがひっかかり、信頼しているモンテッソーリ資格を持つ子育ての先輩に相談してみたところ、

・モンテッソーリ教育=自由選択
 出発点は親の「やらせたい」ではなく、子の「やりたい!」
・「やりたい!」の内容を見極めることが大切
 きちんとどういうことをするのか把握しているか確認する
・先生の人柄を最優先する
 人格の形成期に大きな影響を与える存在なので、月謝や場所より先生のお人柄が大切
・幼児期には習い事よりも根っこ育て
 敏感期に沿った育ちをした子どもたちは、6歳頃からはじめてもすぐに上達するので焦る必要なし

といった素晴らしいアドバイスをいただいたのでした。
ベビースイミングなど母子分離しないものだったらいいかもね、とは言ってもらったのですが、
この時わたしは、なんで今しかない大切な時間を自分から手放そうとしてるんだろう、と我に返り、
自分のエゴがベースにあったことを認め、アドバイスを大切に胸にしまい時を待つことにしました。

そして!どうやら「やりたい!」のタイミングが来たらしい、とわかったのが先に書いた昨年の秋。
息子の意志は固かったようで、「スイミング行きたい!」というお願いが1ヶ月以上続きました。

正直なところ、スイミングだったら是非やってほしいとわたしはこっそり思っていたので、
すぐにでもOKを出したい気持ちがあったのですが、ここでまたあるアドバイスを思い出しました。
わたしがいちばん尊敬している子育ての先輩からいただいたアドバイスなのですが、

・「やりたい!」をすぐに叶えず与えるタイミングを見極めること
 欲求をすぐに満たさずにある程度寝かせることで、いざ始めたとき懸命になる&感謝の気持ちを持つ

といった内容でした(他にもアドバイスをいくつかいただいたのですが、上手くまとめられない^^;;)。

ということで、これらすべてのアドバイスを自分なりに噛み砕いて対応していくことにしました。
まずは、息子に習い事としてのスイミングを理解してもらうために見学に行くことにしました。
よく近くの市営温水プールに遊びに行くので、それと同じと勘違いしていたら嫌がるかも、と。
しかし実際に見学に行ってみても息子のスイミング熱は冷めず、むしろヒートアップ!?
自ら見学当日の体験を希望し、(それは無茶だったので;;)後日の体験を予約したのでした。

そして体験の日。何の問題もなくわたしから離れ、キラキラ笑顔でプール50分を満喫!
わたしも見学室で先生たちの対応や態度、表情、カリキュラムなどチェックしていましたが、
どの先生たちも仕事にプライドをもって楽しんでいることが伝わってきて好印象◎
言葉の選択も「走っちゃダメ」ではなく「歩こうね」だったりして、かつメリハリも効いていて◎
本当だったら色々なところに見に行けるのは決める前だけの特権なので、
別のところも体験に行こうと思っていたのですが、息子もわたしもほぼ気持ちは決まっていました。
(本来でしたらできるだけたくさん見学にいくことがおすすめされます、我が家はたまたまこうなりました)

この体験の時点で11月だったかな。ここで息子とある約束をしました。
「スイミングを習うということは、コーチのお話をしっかり聴けないといけないんだよね。」
「だから、まずはおうちでおとうさんとおかあさんのお話をしっかり聴く練習をしようね。」
「いっくんがお話をしっかり聴けるってわかったら、クリスマスプレゼントにスイミング行こうね。」

鬼でしょうか^^;;
教わる立場としての学ぶ姿勢、リスペクトの気持ち、その大切さをわたしはテキサスで学びました。
(参考:【馬から学ぶ子育て】学ぶ姿勢・リスペクト
なので、もしかしてちょっと厳しいかな、と思いつつも、息子ならできると期待を込めての約束でした。

息子は、、、最初は意識して過ごしていたかな。
それでもクリスマスまでちょっと時間があったので、最後の方はうやむやになってきていました。
なので、約束のクリスマスの日にちょっと話し合いをしました。

「おとうさんとおかあさんがこれまでのいっくんを見ていてお話を聴いているとは感じられなかった。」
「これは約束なので、クリスマスプレゼントにスイミングはあげられません」
(通常我が家は親からはクリスマスプレゼントあげていません)
(別にサンタクロースからのプレゼントは手にしています)
「ただ、いっくんが本当にどうしてもスイミングに行きたいのなら最後にもう一度チャンスをあげます。」
「今日からお正月まで、もう一度お話を聞く練習をしてみる?」
「お正月におとうさんとおかあさんがいいと思えたらお年玉でスイミング行ってもいいよ。」

やっぱり鬼(笑)
しかしながら、息子はわたしが有言実行なのを知っているので、最後のチャンスに真剣でした。
出来ていないときももちろんあったけれど、意識していることは十分伝わってきました。

というわけで。お正月に息子は念願のスイミングに通う権利を得たのでした(笑)
『お年玉どうする?』でも記録していますが、自らのお年玉を入会金とグッズ購入の費用にしました。

キャンペーンの時期でもないし、わざわざ寒い時期に水泳を始めなくても…とは思ったのですが、
もうここまで来ちゃうと息子の気持ちがいちばん!これがベストなタイミングだったと思います。

息子は今本人の希望で週2でスイミングに通っています。
もちろん一度も嫌がることなく、毎回スイミングに行けることを心から喜んでいるのが伝わってきます。
見学スペースで様子を見ていても、始終笑顔で楽しそうにしている息子の姿が見えます。
幼稚園以外での人間関係を経験できるのもよいところ、若い男の先生のたくましさに触れたり、
園のおともだち以外のこどもたちとじゃれ合ったりしている姿をみるのはわたしもうれしいです。
(とはいえずっとじっとは見ておらず、ちらちらチェックしながら見学時間=読書時間にしています・笑)
スイミング終了後、そこにある自販機のジュースやアイスクリームを欲しがらないのも意外で!
他の子どもたちが手にしているのをみればつられて欲しがるだろうか、と思っていたのですが、
どうやら息子にとってはスイミングに行けるというそのことそのものがご褒美になっているので、
毎回とっても満たされていて、今のところは他の何かに気が逸れるということがないようです。

ひとつだけ、はじめて経験する『進級テスト』というシステムに馴染むか、
特に息子はモンテッソーリでずっと育ってきているのでそこだけちょっと心配していたのですが、
あくまでも他人と比べるのではなく自分の上達度を測るものとして存在しているもので、杞憂でした。
「いっくん、青(最上級レベル)になる!」と自ら目標設定をしているくらいで、
『好きこそ物の上手なれ』は本当で、どんどん目標に沿ってできることが増えている息子です。

降園後の時間を体づくりに充てたいと、あわよくばスイミングがいいな、と思っていたわたし、
(参考:「スイミング」ってどんな良いことがあるの? - Naverまとめ
天邪鬼くんで、自分がやる!と決めたこと以外はテコでも動かない息子なので、
こうしてよい方向に事が進んだことに神さまに感謝したい気分です。
あ、いちばんは素晴らしいアドバイスをくれた子育ての先輩たちに感謝!です。

わたしの「やらせたい」を押し付けず、息子の「やりたい!」を待って良かったです。
内発的動機というのがやはりキーですね。だいすき!たのしい!もっと!がいちばんです。

しっかし昔っから水の中にいることが大好きな息子です。前世はクジラだったのかしら?
あたたかくなったら家族でどこか綺麗な水のあるところに行きたいな♪ 楽しみです♪

+いっくん 4歳8ヶ月+

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# by kakachan19 | 2015-03-06 01:36 | ■子育てを考える

好きこそ物の上手なれ(パズルの巻)


いっくん&かーかーちゃん、復活!

ということで、本日息子は数週間ぶりに幼稚園に行きました♪
わたしは扁桃炎だったことが判明、耳鼻科のお薬が効いて大分よくなりました◎
(ブログ読者のおじいちゃんが食料をもってきてくれてなんとか生き延びました、ありがとう~!)

数週間にも及ぶおうちごもり、本やシールあそびなどにとっても助けられました。
もうなにかやっていてもらわないと(病状を悪化させるものは×)わたしが持たなかった…(苦笑)
とにかく息子一人で出来てなるべく長い時間集中して楽しく取り組めるものが必要だった…!

で、ネット徘徊していたら、息子のだいすきな絵本『バムとケロ』のパズルを発見~!
「きゃ~!かわいい~!」と一人身悶えつつ、ピース数を確認すると300ピースとある…。
えっと、うちにあるパズルの最大ピース数は、

くもんのジグソーパズル STEP5 集合!特急・新幹線

くもんのステップアップジグソーSTEP5の140ピース。STEP1からステップアップしてきました。
STEP5以上がないのでこの後どうしようかな、とは思っていたものの、もう300ピース…?
とはいえ、この140ピースももうサクサク仕上げてしまうので、最近ちょっと飽きてきていたし…。

うーん、だいすきなバムとケロならピースが増えても時間をかけて取り組むかな?


ということで、いちばん作りやすそうなおかいものの絵柄をチョイスして息子に見せてみました。

「バムとケロ!これいっくんの?はやくあけたい!」
好きこそ物の上手なれ(パズルの巻)_e0269946_12505162.jpg
ということで、チェックしてみるとまぁ当然ながらピースが小さい~!本当につくる?
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「つくるよ!いっくんパズルだいすきだから!できるよ!」だって。早速スタート。
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すきなキャラクターから仕上げていくよねぇ。効率がいいのか悪いのか。

「ケロちゃんの頭の飛行機がないよ~!」
「かいちゃんの足がみつからないよ~!」

こんな感じできゃーきゃー騒ぎつつ、ものすごい集中力でパズルを組んでいく息子。
時に休憩をはさみつつ、スタートしてから他のことは一切目に入らない!という感じで没頭。
ゆっくりつくればいいんだよ、明日つづきをやってもいいんだよ、と話しかけてみても、聞かず…。
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おとうさん帰宅後もまだやっていたという…!結果夕方前からはじめてその日の夜に完成。

えっと、いろいろ予想外です。
わたしとしては、ゆっくり時間をかけて完成させてくれればいいかな、と思っていたんです。
(だって、そのほうがわたしがゆっくり休めるから…!そのために買ったのもあるし…!)
こんなにも集中するとは思ってもみなかったし、まさかその日のうちに完成させるとは思っていなかった。

そしてもうひとつ予想外なのが、糊付けをして飾ることになったこと。
好きこそ物の上手なれ(パズルの巻)_e0269946_1259214.jpg
親としてはつくってこわして、とステップアップジグソー的に何回か遊んでもいたかったのですが(+_+)
それでも出来上がったパズルを見て息子が(実はわたしも)うっとりしてしまって、壊せなくなりました…。
数日出来上がりそのままにしていたのですが、もう潔く!と糊を付けました。
額は、わたしとしてはナチュラルな色を希望したのですが、息子が「これ!」と選んだホワイトです。
振り返ると、わたし自身こどものころに仕上げたパズルを飾ってもらったことが嬉しかったもんなぁ。

というわけで。遊んでいてもらうパズルがなくなり、額を買うついでにもうひとつパズル追加!

300ピース ディズニー パーティーグッズ・ショップ(30.5cmx43cm)

最近ちょっとすきらしいディズニーの絵柄の300ピース。
いや、バムとケロのパズルはあと3柄あるのだけど、それにするとまた糊付けしなきゃいけなさそうで…。
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とかなんとかごにょごにょいっていたけれど、結局こっちも糊付けしたという…!息子の熱意に負けました…。
こっちは2日かけて作っていました。バムとケロより進みがゆったり、と思っていたら理由は絵柄。
好きこそ物の上手なれ(パズルの巻)_e0269946_1374216.jpg
「このおかおがこわいから作りたくないの…(>_<)」としばらく手が止まる時間があったという(笑)

全体でみると気づかないような細かなこともパズルというピース(枠)で区切られると気づきやすい!

小型絵本 バムとケロのおかいもの

小型絵本 バムとケロのおかいもの
島田 ゆか(著) 文溪堂

いっくんが最初に仕上げたバムケロパズルはこちらの絵本の中のワンシーンなのですが、
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このシーンですね(バムとケロは描き込まれたこのオリジナルな世界観がだいすき!)。
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話の肝になるアンティークショップでケロちゃんがねだって手に入れたフライパン、
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こんなところにあったのね!という発見がパズルからありました。
息子もパズルをつくっているとき、特徴のある1ピースを発見してはきゃーきゃー喜んでいました。
ひとつから全体を想像してコツコツ創り上げていくというプロセス、なかなか楽しいようです。

と。話がどんどん広がっていってしまうのがわたしの癖ですが。
今回わかったことは、息子はやっぱりパズルがすきらしい、ということ。
パズルをしているときはかなりの集中力を発揮している、ということ、
それでも、色や絵柄に変化のない部分はかなりつくるのに気持ちを入れないといけないこと、
(なので、選ぶ絵柄はなるべく細々していて輪郭のわかりやすいものの方がよさそう)
そして「これ作りたい!」と思える絵柄がいちばんのポイント!ということかな~

しかし、このままどんどんパズルを投入しても全部糊付けすることになると困る…!
バムとケロのパズルは全4柄で他のも欲しいのですが、さて、どうしましょうか…。
バムとケロなら全部飾ってもいいかな…。でも、場所と予算が…。
というか、次はもっとピース数増やしてもいいのかな?500ピース…?うーん。

あーでもない、こーでもない、と考えるのはわたしだけ。
パズル楽しい~♪ と次のパズルをあれこれ想像して楽しんでいるいっくんだったり。

あぁ、しかし、おうちごもりのこまかい遊びはもういいや!
せっかく回復したし、春めいてきたし、お外遊びもバランスよく!体うごかしてあそぶぞ~!

+いっくん 4歳7ヶ月+

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# by kakachan19 | 2015-03-02 13:34 | ■アートアクティビティ

正常化と自己効力感


息子の風邪がうつった~!
というわけで、今週に入ってから熱といろんな痛みに苦しんでいます。
息子の方は、大分回復してきています(明日の朝は大丈夫そうだな~という感じ)。
幼稚園はまだ休んでいます、インフルエンザで学級閉鎖になってしまったのです(+_+)
我が家の症状はインフルではないようですが、夕方から上がってくる熱と眼耳喉の痛みがひどく、
わたしは自分が同じ症状になってみてはじめて本当の意味で息子が辛かったことがわかりました…。

いやぁ、家ごもりがつづき、しかも自分の熱が40度を超えていると、余裕なんてない!
息子と喧嘩ばかりしている残念な状態です。健康じゃないとやっぱり笑顔にはなれないのですね。
ごめんね、と思うと同時に、お願いだから少しでいいから休ませて!と思う自分がいて…。
放っておけばいい、というわけにはいかないのは、みんなそうなのか、わたしが構いすぎだからなのか。
そうでなくとも「おなかすいた!」といわれれば、熱があろうがご飯をつくらなきゃいけないのですが。

あ、このまま続けるとただの愚痴になってしまう、、、
でも一言だけ言いたい。

おかあさんたち、毎日本当にお疲れ様ですm(__)m

さて、息子ですが、もう家ごもりも3週目に突入し、たまらなくなっていたのでしょうね。
かなりの甘えん坊になっていたのと同時にとにかくただ彷徨っている人のようになっていました。
無力感、とでもいいましょうか。まるで自分には価値がないんだ、というような感じ。
ここの所わたしが大人になりきれず息子の言い分に怒りで返すことを繰り返してしまったからでもあり、
ちいさな無数の「いっくんもやりたい。」を、面倒で体調に関係なく一律に拒み続けたからでもあり。

息子の表情が曇っていたのは体調不良からだけではないことに気づきたくなかった…。

でも、どれだけ願ったってわたしのかわりになってくれる人はいないのが現実。
もうどっちみちやるんだったら気持ちだけでも爽やかにいこう、と今日やっとこころを入れ替えました!
で、なぜだか急に無性にから揚げが食べたくなったので、息子に一緒につくる?と誘いかけると、
「いっくん、やるよ!!!!!!!」とものすごく目を輝かせて生き生きとしだした…!
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というわけで、分担作業で息子が粉をまぶし、わたしがどんどんあげていくことに。
揚げ物ははじめてな息子(家で揚げ物しない派です)、油の危険性を伝えてあったので真剣でした。
(とはいえ粉まぶすのがメインで揚げるのはわたしがするのを観察していたのですけど)
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キュウリも切りたい!というので、から揚げを少し冷ましている間にお願いしました。
上からもずく酢をどばっとかけてもらいました、雑だけどまぁこんなときなのでこれで勘弁。

配膳してもらって、一緒にいただきますをして、美味しい時間を過ごすことが出来ました。
(不思議と食欲はあるのです、この風邪。でも痛くてなかなか喉を通らない…。)

その後も息子はとっても穏やかでした。

スッキリした顔。あれ?見覚えある、と思ったのですが、これって正常化した時と同じ顔、かも。
抑えつけられて達成感を味わうことができない、モンテッソーリでいう逸脱状態にあったのが、
やり遂げる一連のプロセスを通して本来のその子の良さに立ち戻る正常化した、というまさにそれ。
(息子の正常化エピソード:http://my19.exblog.jp/20912099/

正常化って自己効力感と関係があるのではないか、とふとそんなことを思いました。
(参考:自己効力感 - Wikipedia

自分は何もできないんだ、と思ってしまうと生きる力が湧いてきませんね。
わたしは息子には『人生は自分で切り開いていける!』と信じられる大人になってほしいです。
だとしたら、彼の「やってみたい!」「やってみよう!」にはなるだけ応えてあげるべきなんですよね。
今は状況が状況なのでアレですが、今後の学びとしてこころに刻んでおこうと思いました。

ダメだ、頭がうまく回らない^^;;
この風邪、不眠の症状もあるのです。しばらく夜寝なかった息子に寝なさい!と何度もぶつけたわたし、
あぁ眠れなかったのね、とわかり、本当に想像力のない自己中心的な母だったと反省中です…。

はやく治してスッキリしたいです。
笑顔のおかあさんがこどものこころにとってのいちばんの栄養です。
皆さまもどうぞ体調にはお気を付け下さい~

+いっくん 4歳7ヶ月+ 

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# by kakachan19 | 2015-02-26 01:04 | ■モンテッソーリ教育

宇宙がみえるね


星空ネタが続きますが…

実は先週から2週間ずっと息子の体調不良が続いていて幼稚園もおやすみしています。
先週は軽い風邪+結膜炎(うつるタイプ)で休んでいたのでおうちでまったりしていました。
そして結膜炎が治ったのを確認し、久しぶりに先日登園してみたらその晩40度越えの発熱…!
その後も熱が続き、結局その日1日行っただけで今週もあとはずっとおやすみしています。

熱を出した翌日の夕方に、園からクラスでインフルが発生していると連絡があり急きょ小児科へ。
検査をしてもらいましたが陰性、おうちでゆっくりするしかないねぇ、と帰路につく夕暮れの車中。

「おかあしゃん、ほそーいお月さま!あれと一緒の(月が)図鑑にあるよ!」
「あ!いちばんぼし!いちばんぼしって金星だっけ?」

熱で火照りながらも窓の外のお空を眺めることが楽しそうな息子の弱弱しい声。
新月の翌日だったので月は本当にはっとするほどに細くて、
空気がとても澄んでいたその日の宵の明星は何時にも増して輝いていました。

夕暮れはあっという間。
家に帰りつくと夜の帳が下りてあたりは星がみえるくらいに暗くなっていました。

凛とした空気を肺に感じながら、車から早くあたたかい部屋へ連れていこうと、
よいしょと息子を抱きかかえると、ふと二人とも夜空を見上げる格好になりました。
ちょうどオリオン座が頭上に輝いていて、息子も自分で見つけたようで嬉しそうな顔をして。
なぜだかベテルギウスとこいぬ座がすきな息子、ふたご座のカストルとポルックスの話もして…
なんだか立ち止まってしまって、しばし冬の星座を見つめたあと、

「おかあしゃん、宇宙が見えるね。」

息子のその一言に閉じていた何かの感覚がぱっと開いたように感じました。

ふと我に返り部屋に戻ってほっと一息ついていると、息子がうちゅうせいざ図鑑をだしてきて、

うちゅう せいざ (フレーベル館の図鑑ナチュラ )

うちゅう せいざ (フレーベル館の図鑑ナチュラ )
縣 秀彦 (監修) フレーベル館

月に関するコラムのページを開いてわたしに見せてくれました。
気が向いたときにパラパラめくって眺めているだけも写真の印象がどこかに残るようです。

星座・宇宙に関連する(絵)本・図鑑はたくさんありますね:

【テーマ】宇宙・星座の本 | 絵本ナビ 
【テーマ】宇宙・星座の図鑑 | 絵本ナビ
星座の本 | “さがしています。こんな本” | こどもの本 on the Web

ただ、プラネタリウムで観た&聴いた星座の神話が息子の興味を強く惹いたようなので、
手持ちの星座をみつける雑誌(ムック)や図鑑に載っているちょっとした神話を読んだりしつつ、
4歳くんでもわかりやすいような絵本or本はないかなぁ、と探していたのですが、
(その過程でいきついたのが児童書のギリシア神話でした。幼年童話導入のきっかけになった♪)
探し方が悪いのか調べたり本を借りたりしても『ビンゴ!』というものがみつからずにいたのですが…

星と神話 物語で親しむ星の世界

星と神話 物語で親しむ星の世界
井辻 朱美 (監修) 講談社 (編集) 藤井 旭 (写真) 講談社

古本屋で運命の出会いを果たしました…!この本はまさに我が家にとって『ビンゴ』です!
宇宙がみえるね_e0269946_027394.jpg
季節ごとのプラネタリウムでみる星座と同じものがメインで、
宇宙がみえるね_e0269946_029649.jpg
星座の神話が21篇の物語で載っていて、この物語が読み聞かせにピッタリなんです!
プラネタリウムで聴いた物語より詳しくなっているので神話の全体像をさらに知ることができました。
宇宙がみえるね_e0269946_0304329.jpg
すぐ役立つコラムもたくさんあり、星座早見盤もついてくるので、これ1冊で星座マスターになれる!

ますます星空を眺めるのが楽しくなる素敵な本に出逢えました*^^*

ついでに。文系なわたしでも楽しめただいすきな宇宙のおはなしの本をご紹介:

眠れなくなる宇宙のはなし

眠れなくなる宇宙のはなし
佐藤勝彦(著) 宝島社

続編も出ているので人気なのかな?さらっと読めるので息抜きにもおすすめ♪

せっかくなので、最後に。
いちばんぼしがだいすきないっくんに、この詩をおくりましょう:

 『いちばんぼし』

  まど・みちお

 いちばんぼしが でた
 うちゅうの
 目のようだ

 ああ
 うちゅうが
 ぼくを みている

いっくんの感性!結構詩人なのかもね。
 
すべてに宇宙をみるこどもたち。
彼らの命は膨張し続ける宇宙であり、同時に一編の詩であるのでしょうね。
(メガバースによる宇宙はフラクタル構造、というのにとっても興味があります~)

これからますます息子と宇宙にはまっていきそうな予感。

しかしそれよりもなによりも、まずは息子が回復してぴっかぴかの元気っこになりますように(-人-)

+いっくん 4歳7ヶ月+
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# by kakachan19 | 2015-02-22 00:22 | ■センスオブワンダー

手づくりプラネタリウムで『ほしをみるかい』

手づくりプラネタリウムで『ほしをみるかい』_e0269946_16341796.jpg
我が家に手づくりの宇宙がやってきました(ちなみにこれ、実はトイレの中です←いちばん狭い空間で星が綺麗に映える・笑)。


先日はじめてプラネタリウムをみにいってから、すっかり星時間を気に入ってしまった息子。
「まだすこしこわいの。」と言いながらもすでに何度も足を運び、ちょっとした常連さんになってきてる!?
冬の星座のみつけかたも結構覚えてきて、夜空を見上げることがあればわかる星を探しています。

そんなこんなで星空の世界に浸ることが多くなって、それでふと少し前の思い出がよみがえりました。
少し前といっても息子が生まれる前、まだ新婚でおとうさんと二人で暮らしていた時のこと(きゃー!)。
おとうさんがプラモデルを、わたしがキットのプラネタリウムを、二人並んでつくったことがあったのです。
この時つくったプラネタリウムは引越などのごたごたで(という言い訳で)もう手元にはないのですが、
まだあのキット売っているのかしら、と探してみたら、なんとバージョンアップされて販売されている~!


大人の科学マガジン 新型ピンホール式プラネタリウム (学研ムック 大人の科学マガジンシリーズ)

大人の科学マガジン 新型ピンホール式プラネタリウム (学研ムック 大人の科学マガジンシリーズ)

1.星をより細かく 天の川を再現 
2.極小フィラメントの日本製専用電球
3.北天と南天を選んで作れる
4.約15分で1周する自動回転機能
5.電源オートオフ回路搭載

ですって!創作欲に火がついてしまい、少し悩んだものの結局お買い上げ(笑)
手づくりプラネタリウムで『ほしをみるかい』_e0269946_15231859.jpg
ついてきた雑誌を眺める息子(あ、ふろくがメインで雑誌がおまけあつかいしてしまう^^;;)
おぼろげな記憶をたどると旧型(大人の科学マガジン Vol.09 ( プラネタリウム )2005年販売)は
製作に2時間くらいかかった&ちまちました作業が多かった気がするけど、どうしようかなぁ。

「プラネタリウムいっくんもつくるよ!」
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ですよねぇ。ということで、出来るところをお願いするくらいの気持ちで一緒に製作開始~
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ギアボックスにモーターを取り付ける、と、、、
「いっくん、ようちえんでねじのおしごと毎日してたからできるよ!」だって。
かなり小さいなべねじをミニドライバーを上手に扱って締めることができていました。
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プーリーにシリコンリングをはめるのはできますか~
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じゃあ次はギアをそれぞれのシャフトに順番にはめていってください~
(うーん、さすがモンテっこというべきか、手先が器用だなぁ、とこっそり心の中で親ばかモード)
(モンテッソーリの教具とは違いますが、こういう手先を使う作業もおしごとになるのだろうなぁ、きっと)

「この黒と赤の紐みたいなのなに~?」
そのモーターについている線は電気が走っていく道みたいなもんだ~
おうちにある冷蔵庫とかエアコンとかも中にこういうのいっぱいあって電気で動いているよ
電気をつくる会社があってね、このプラネタリウムは電池が電気をつくる会社になってるね
それでね、お外にある電柱の上に黒い電線があるでしょ、あそこを通っておうちに電気がくるんだよ~
なんて思いっきり文系なわたしがわかってるんだかなんだかなおしゃべりをしていたら、
「地震があって黒い線がおちているときは触らないで大人の人にお知らせする!だよね。」
その通り、感電しちゃうからね。普段話していること、ちゃんと聴いててくれるとわかってよかったです。

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「これは何?」えっと、基板は…人間でいう心臓みたいなもんだ、コンピューターの命だよ。
「いのち・・・いっくん大事にさわるからもっていい?」とそろそろ持ってじっくり観察。
そんなこんなで架台の完成~!意外にも息子ができる部分がたくさんあってよかったよかった。

次は恒星球を組み立てます~
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さぁ、恒星原版に折り目をつくていくよ、全部6回ずつ折り曲げて。
「……。」最初は手伝ってくれたものの、単調作業に飽きてどこかへいってしまう息子(+_+)
仕方なしに残りの折り目つけと組み立ては全部わたしがやって恒星球も完成~!

「プラネタリウムできた?はやくひみつの『ほしをみるかい』やりたい!」

バムとケロのもりのこや

バムとケロのもりのこや
島田 ゆか (著) 文溪堂

大好きな絵本『バムとケロのもりのこや』でバムたちが開いた『ほしをみるかい』をやりたいのね。
夜になって真っ暗になったらね、今日は『ほしをみるかい』をしながら寝ようね、とお話しして…。

さぁて、夜です。だいすきなお人形たちをみーんな自分の横に並べてまずは読み聞かせ。
読みかけの童話と、バムとケロのもりのこやと、あともう1冊は…

おさるのジョージ ねむれないよる

おさるのジョージ ねむれないよる
M.&H.A.レイ (著) 福本 友美子 (翻訳) 岩波書店

お空が落ちてこないか心配になって眠れなくなったおさるのジョージ、
やさしい黄色いぼうしのおじさんが夜の庭に連れ出して空を見せてくれて…
手づくりプラネタリウムで『ほしをみるかい』_e0269946_1622490.jpg
星がどれほど遠くにあるかわかり、ジョージは安心してぐっすり眠ることができたのでした。

さぁ、いっくんもおふとんのなかで『ほしをみるかい』しながら寝ましょうか。
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部屋いっぱいに敷き詰められたたくさんの星。BUMPのプラネタリウムという歌が頭の中をぐるぐるぐるぐる…
ゆっくり廻る満天の星空を眺めていたらいつのまにか(わたしまで)眠ってしまいました…zzz。

手づくりプラネタリウムで『ほしをみるかい』_e0269946_16361610.jpg
お人形たちと一緒にサランラップの芯の双眼鏡で『ほしをみるかい』を楽しむ今朝の息子(笑)

うちゅう せいざ (フレーベル館の図鑑ナチュラ )

うちゅう せいざ (フレーベル館の図鑑ナチュラ )
縣 秀彦 (監修) 無藤 隆 フレーベル館

そうそう、いろいろ悩んだ図鑑ですが、フレーベルのものを選んで我が家の本棚にお迎えしました。
自分で読める!が楽しくて仕方がない〝今”の息子にあわせたらこの選択になったのでした。

はじめてのプラネタリウム体験からはじまって、どんどん広がっていく息子の星の世界です。
一緒にプラネタリウムをつくったことで、またいろいろな興味の種がまかれたように思います。
やっぱり部屋を暗くすると「こわい(>_<)」という息子ですが、ゆっくり星空が助けてくれるといいね。

いつかまた本当の自然の中で『ほしをみるかい』をしなくちゃ。
それまでプラネタリウムや星座図鑑、星の神話などをたくさん楽しんでおこうと思います♪

+いっくん 4歳7ヶ月+


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# by kakachan19 | 2015-02-17 16:58 | ■超読み聞かせ