はじまりの日

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【馬リトリート】共同生活・みんなで育てる


テキサスで四組の母子が一緒に暮らした思い出いっぱいの家・・・
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この家の中でたくさんのドラマが生まれました。一生モノの体験をさせてもらったなぁ。
人こそ人の鏡といいますが、馬リトリートの内容に含まれる『共同生活』では本当に多くを学びました。

まさに三者三様(四者四様?)、チル大やパワーリーディングを通じて子育ての共通理念はもちつつも、
躾や生活ルールなど、それぞれの家庭(母親)にそれぞれのやり方や考え方があるわけです。
数日くらいだったら、建前の気を使ってやり過ごす、ということもできるのかもしれませんが、
1ヶ月という期間となると、“暮らし”に近くなり、それぞれの母子の素の姿を見せ合うことになりました。
こどもたちが親の本当の姿というのを否が応でも引き出してくれたからこその学びが多くありました。

今回共同生活を営んだ4家族すべてが一人っ子ばかりだったので、
こどもがたくさんいる生活環境は親たちだけでなくこどもたちにとっても新鮮で刺激的だったようです。
メンバー構成としては、四人のこどもたちのうち、我が息子含む三人は皆同じ生まれ年(3~4歳)で、
最初の二週間のみ滞在したもう一人の子はしっかりした小学生(低学年)のお兄ちゃんでした。
明るく真面目で素直な男の子で、しっかり子育てするとこう育つんだな、と学ばせてもらいました。
またママさんがかなりのキャリアウーマンさんで、しっかり働きながら結果を出している姿を見せてもらい、
子育ての質は一緒にいる時間の長さではないと、これまでの自分の育児を反省する機会を頂きました。
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この生活、ある種異年齢縦割り状態だったわけですが、息子はそれをモンテッソーリ園で経験してはいますが、
寝食を共にするという生活の中でそれを経験することはまた別の意味があったように思います。
思い返すとお兄ちゃんがすることをちびっこたちが真似をするというシーンが結構あったかな。
年下は年上から学び、年上も年下から自分の在り方を学ぶ、そんな循環があったように思います。

しかし毎日一緒にいるとぶつかり合いも当然生まれてくるわけです。
最初の2週間ほどはまだまだそうはいっても親同士がお互いに慎重さを残していた時期で、
こども同士の諍いに大人が介入したり、そもそもそうならないように事前に制御したりしていました。
それが、ある時由紀子さんのおうちでみんなで遊んでいた時にこどもたちの小競り合いが起きて、
それにいつものように小さく介入していたら、由紀子さんからアドバイスが出てきました。

「喧嘩させとけばいいじゃない」
「叩きあいもこどものうちにしといたほうがいいよ」

確かこんな様なことだったと思います。
内心どこかでそれをずっと理想にしていた自分がいました。でも怖くてできないままでした。
そしてそれはテキサス滞在中だけではなくて、これまでの子育てのなかでもいつも思っていたことでした。
自分のこどもが怪我したり傷ついたりすることはまだよくても、相手を傷つけてしまったら、、、
結局こどものことではなくて、自分の体面だとか、相手の親の顔色だとかを基準にしていたのですね。

「親に告げ口したり言いつけるような格好悪いことさせなくていいんじゃない」

このようなことも仰っていましたが、これはちょっと目から鱗でした。
○○くんが叩いてきた~!などと喧嘩のたびにこどもたちはよく親にいいにきていて、
それに都度都度対応していたわけなのですが、それはこどもたちの学びを奪うだけでした。
そうだな、こどもたちにはこどもたち同士の世界があるんだな、親が介入しすぎてはいけないな、
そうその日は心に留めて、自分の中でその思いを確かめながら噛み砕いていきました。

滞在2週間が過ぎ、しっかりママさん&素直なお兄ちゃんとさよならする日がやってきて、
家には同い年のこどもたちが3人残ることになったわけですが、そこをある意味チャンスと捉えました。
それまでも全員が協力しながら共同生活の秩序を創り上げてきていたのですが、
そこからさらにワンステップ進めて、もっと本気で本音の生活にシフトしてみたいと思ったのです。
いちばん躾ができていない、子育てに迷っているわたしが・・・と躊躇する気持ちもありましたが、
それでも勇気を出してママさんたちに自分の思いを打ち明けて今後のことを提案してみました。
そして本当に有難いことに皆同じ思いだったようで、話ながらお互いパッと笑顔になっていき、
ワクワク明るい気持ちでそれからのこどもたちへの対応(育て方)を話し合うことが出来ました。

『喧嘩両成敗』
『必要以上の介入を避ける』

こどもたちだけで問題を解決できる力があると信じて忍耐強く見守ること、
必要なところだけサポートしてあげること、とにかく良い悪いを大人がジャッジしないこと、
どの子も自分の子として建前ではなく本気で付き合うこと、これらが新しい秩序になっていきました。

大人が不要な介入を避けるようになると、こどもたちは思いっきり喧嘩できる環境を享受するようになり、
ぼかすか叩きあっては誰かが泣かされるというシーンが多くみられるようになっていきました。
泣かされた子が「○○くんが叩いた~!」と親に泣きついてきても、基本的には
「それはあなたの喧嘩でしょう。言いたいことは○○くんに言いなさい。」と一蹴するように。
親に頼らなく(頼れなく?)なったこどもたちは自分たちでとことん最後までやり通すチャンスを得ます。
叩かれて初めて痛みを知る、そんな貴重な体験を重ね、こどもたちは日々たくましくなっていきました。
特にうちの息子は気弱な部分があったのですが、叩かれても徐々に挫けないようになっていきました、
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例えそれまで取っ組み引っ掴み合いの激しい喧嘩をしていても・・・
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次の瞬間には何事もなかったかのように仲良く遊んでいる姿がそこにはあって。
すごいなぁ、と素直に感心しました。本当に今だけに生きているこども同士はさっぱりしたものです。
結局勝手に不安を押し付けて我慢できていなかったのは親である自分自身なのだと改めて反省。
こどもたちの姿から勇気をもらい学び直したことは本当に多くあります。素晴らしい環境でした。
そして、そんな環境を得られたのは母たちがアサーティブコミュニケーションに徹する努力をしたから。
こどもたちにそのような大人たちの姿をみせることができたことも共同生活の良さだったと思います。

馬たちとの触れ合いから気づき学んだことを自分の子育てにフィードバックするするときにも、
共同生活の良さを肌身で感じました、というのは、気持ちが弱りそうになると励ましてもらえたり、
押し付けではない正直な意見を言ってもらえたり、また自分たち以外の親子の関係性からも学ぶこともあり、
大人同士の関係からも、わたしはこれまで育ててこなかった社会性や人間関係の構築のしかたを教わり、
まるで思春期や青年期に逃してきた大切なことを全部やり直させてもらっているような日々でした。
自分をきちんと律して正しい躾をしているママさんに、愛情豊かに我が子を包み込んでいるママさん、
どちらからも母親というものがどういう役割でどのようにあるべきなのかを教えてもらいました。
息子も時にはわたし以外のママさんに導いてもらいながらたくさんの愛情を受け取っていました。
わたし自身も我が子以外との関わりでも氣の使い方などを試させてもらい多くを学びました。
大人もこどもも皆がそれぞれの成長のステップを踏みながら一緒に育っていける、そんな生活でした。

それにしても、壁のない付き合いはこどもたちの仲をぐっとぐっと深めてくれました。
まるでずっと昔からの幼馴染のように、さらにいうなら兄弟姉妹のように、仲睦ましくじゃれ合っていました。

基本的にはどこへいくにも3人一緒・・・
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買い物カートの席に乗せるだけでも、誰と誰が一緒に座るかなどで、まぁにぎやかでした(笑)
それぞれ個性が違いましたが、その中で、例えばどれだけやったら相手に嫌われるのかとか、
どういう遊びならみんなで楽しめるのかとか、3~4歳なりに自分たちの関係を築いていました。
その時その時で3人の中でも関係性が変わったりして、見ていて本当に飽きなかったなぁ。

朝から晩まで一緒になってくたくたになるまで遊び倒す日々・・・
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一緒に何をしたかという記憶はもしかして徐々に薄れていってしまうのかもしれませんが、
一緒にいたこと、そのとき感じていたことは、きっとこころに刻み込まれて残っていくだろうと思います。
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密度の濃い日々でした。同じ釜の飯を食うというのは、本当にある意味家族に近づいていくことなのですね。

どの子に対しても我が子と同じように、良いところは認め、もう少しでできそうなことがあれば励まし、
時に修正が必要な場面が出てきたら愛をもって教え諭すことをトライ&エラーで学ばせてもらいました。
大人が意識を変えて自分自身と向き合い、鏡となってくれる自分以外の人たちとも誠実に付き合うことで、
こどもたちが健やかに育つ環境を創り上げていくことは可能であるということも知りました。

みんなで育てる。

現代社会では難しそうに思えることも、大人が意識を変えることで実現可能なのかもしれません。

少なくともわたしは今回の馬リトリートでの共同生活で人と生きることの楽しさを知りました。
ある意味人間不信で煩わしさから逃げるように生きてきたわたしにとっては意識の大変革でした。
今自分の周りにある環境は自分が選んできたからそこにそのようにある、そう思うようになりました。
だとすれば、わたしが意識を変えて、今いる場所で、今わたしの目の前にいる人たちに誠実になること、
どんな人とも同じように愛をもって付き合っていくことで、あの共同生活の場と同じ空気を生み出せる、
わたしも、誰もが、皆で子育てしていくという流れの起点になっていける、今はそう信じています。

わたしの鏡となっていた息子も、共同生活で友達との関わり方を学び、少しは上手くなったようです。
まだまだ発展途上ではありますが、夏休み明けの園生活も彼なりに存分に楽しんでいる様子。

わたしこそ学び続けていかないといけませんね。
馬リトリートのような生活を日常的に送ることは難しくとも、積極的に外に出て人と交わろうと思います。
こどもの育ちの為にも、人工的な教材より生きた人間関係の方が何百倍も大切だと知りました。

共同生活は、馬リトリートの内容のなかでも結構な要な部分だったと思います。
本当にたくさんのことを教わり、大切な仲間を手に入れた、スペシャルな1ヶ月間でした。

私信:
あっという間だったけれど、みんなと一緒に暮らせてしあわせでした。
大笑いしたことも、こどもたちの喧嘩をまたやってるね~と一緒に見守ったことも、
自分の不甲斐なさに苦しくなって泣いてしまったのをただただ受け止めてもらったことも、
キッチンで一緒にごはんをつくったことも、にぎったおにぎりを食べてもらったことも、
全部全部これからのわたしと息子を支えていってくれる宝物となる思い出です。

本当にありがとうございました!

・ ・ ・ ・ ・

思い出すだけでじーんとしてしまってなかなかタイプする指が動きませんでした^^;;
あと2~3記事で馬リトリートのことはまとめ終わりそうです。がんばりまーす!

Love, かーかーちゃん


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by kakachan19 | 2014-09-18 10:59 | ■テキサス馬リトリート(2014)