はじまりの日

my19.exblog.jp
ブログトップ

【馬から学ぶ子育て】真のリーダーシップ


この記事は【馬から学ぶ子育て】子育ての責任からの続きです。

e0269946_623555.jpg

馬リトリート第12日目、今度はわたしがサニーに乗り、由紀子さんがマハティに乗って池の方へ。
最初はわたしとサニーが先に行き、由紀子さんの指示に従い状況をコントロールする練習をしたあとに、
由紀子さんとマハティのあとについて池の周りを行くことになったのですが、サニーは群れのボス、
わたしが少しでも気を抜けばマハティの前に出て先頭に立つための行動をしたがります。
背にのり手綱を握っているうちはサニーのボスはわたしであることを教え続ける必要がありました。
そのために必要なのは手綱をひくことではなくわたしが導く役割であることをしっかり意識すること。
わたしが適切な指示をだしているから安心して身を任せなさいとサニーに気持ちで伝え続けること。
それができないとサニーが暴走して自分だけでなく皆を危険にさらすことになるという緊張感は、
わたしに嫌でもリーダーシップをとることとその役割の重要性を教えてくれたのでした。
そして同時に、わたしにもちゃんと場を制す氣があること、やればできることを証明してくれました。

支配することととリーダーシップをとることは違う。

そのことが自分の腑に落ちていく過程でわたしと息子の関係も徐々に変わってきていました。
そしてテキサス滞在も2週間を過ぎた頃、ついにわたしがリーダーシップを取り戻す日が訪れました。

e0269946_10502755.jpg

その日はコロラド川で泳ごうと皆でお出かけしたのですが、最初は楽しそうに泳いでいた息子も、
砂がついて足裏が気持ち悪いよ!おかあさんは僕だけと遊んでよ!と、途中から不機嫌になり、
どうにか無理な要求を通してわたしをコントロールしようと癇癪を起しだしたのです。

ここが正念場だとわたしも肝を据えました。

最初は適切な行動を息子に伝えましたが聞かない様子だったので、平静を保ちつつ、
徐々に負荷をあげながら、最終的には抵抗する息子を川から抱きかかえて出し、砂の上に座らせました。
チル大でも学んだタイムアウト方式を使い、3分その場で静かに座っているように伝えると、
息子は泣いて抵抗し、この場所じゃなくてあっちに座る!3分じゃなくて2分!などとごねだしました。
ぼくのほうが偉いんだ!という気持ちがあるうちはわたしは負けるわけにはいかなかった。
ごねるたびに座る場所を移動させ静かに3分座りなさいとだけ伝える、それを何度繰り返したか。

川から離れた駐車場のほうにまでいきそうになっていたその時息子も覚悟を決めました。
おかあさんはぼくのパワーでコントロールできない、そう悟ったのかぐっと我慢してじっと座ること3分。
最後の最後にお互いが見つめ合ったその瞬間、わたしにリーダーシップが返ってきたのを感じました。

その後はまるでそれまでのことが全て嘘だったかのように笑顔で残りの時間を満喫した息子。
もう世界は怖いところじゃない、おかあさんが守ってくれるから安心して楽しんでいい、そんな感じで。
無邪気に楽しむ姿、心からの笑顔、そうだった、この子はこんな顔で笑うんだった、と胸が熱くなりました。

この後実は息子の入った浮き輪のロープを持ったまま流れにはまり足が着かなくて溺れかけたのですが…
まずは自力脱出を試みましたがどうにもならず、息子と一緒に流されていきそうだったので、
助けを呼んだところで息子も事態に気付き恐がりだして、一瞬わたしもパニックになりかけました。
だけどわたしがパニックになったら助からない、わたしが息子を守らなければ、とスイッチを切り替え、
最終的には息子を連れて流れからの自力脱出に成功し、何とか事なきを得ました。

「絶対大丈夫。お母さんがいるから。ちゃんと守るから。」

命がかかった状況で本気でそう思い息子に伝えることができたこと、
神さまが与えてくださったわたしの覚悟を最終確認するための試練となる出来事だったように思います。
(とはいえ助かったからよかったものの、水遊び、特に川は注意していないと危ないですね・・・)

この後行きつ戻りつしつつもわたしと息子の関係はどんどん良くなっていったのでした。
帰国後の今もそれは保たれていて、わたしとのパワーバランスを試すような行動は減りました。
今後も息子に甘えてしまうことなく自らを律して母親としての役割を果たしていこうと思います。

一度ロープを握ったら、馬のその背に乗ったのなら、初心者だろうがなんだろうが関係なくリーダーです。
子を授かったその瞬間から、母親は母親になって我が子を守り導いていかなければいけません。
悪い馬などいない、悪い子などいないのです。ハンドルするものの心の在り方がすべてを決めます。
もしも問題に見える行動を馬が、こどもが起こしていたら、振り返るべきはリーダーである自分です。

わたしが馬たちから学んだ真のリーダーシップとは、守る強さであり導く優しさでした。
自らが先頭に立つとき、騎乗する馬にフォーカスしつつ、後方の存在も守らなければいけません。
背中で包み込むような大きな包容力を自分のものにしてこそ真のリーダーになり得るのでしょう。

わたしは真のリーダーシップの何たるかを知ったことでずるい自分にさよならする決意ができました。
ネガティブなイメージも消えて心が軽くなった感じもします。人を見る眼も少し変わったかもしれません。
とはいえすぐに全部が変えられるわけではないけれど、少しは肝っ玉母ちゃんになってきたかも?

そうだ、馬たちからもリーダーシップのとり方を多くを学ばせてもらったけれど、
いちばん参考になったサンプルは由紀子さんだったかもしれないな、と今振り返って思います。
地に足をつけて毎日の小さなことから修養を積み、場を制する強さを持ち、大きな愛で包容し導く人。
由紀子さんは紛れもなく馬たちのお母さんでしたし、わたしたちリトリート参加者を導く人でした。

目の前の人を愛し、小さなことを大切にすることで、わたしも少しは人のお役にたつ人間になりたいです。
そのためにはまずは自分自身を愛し、神さまからお預かりしている息子を立派に育て上げなければ。

おかあさんはがんばります!

・ ・ ・ ・ ・

本当に想像以上に長くなってしまいました。
長文を読んでいただいてありがとうございますm(__)m

素敵な馬たちの写真を提供してくれた次女さんにも改めて感謝を。ありがとう、です!

そろそろ共同生活で得た学びや遊びに行った場所などのことも書こうかと思っています。
次回はどちらかを書こうかな~


にほんブログ村 教育ブログ チルドレン大学へにほんブログ村 教育ブログ モンテッソーリ教育へにほんブログ村 子育てブログ 子供への読み聞かせへ
ポチッと応援していただけるとうれしいです*^^* 
[PR]
by kakachan19 | 2014-09-10 11:19 | ■テキサス馬リトリート(2014)