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はじまりの日

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欲しがってるのは誰?


『子は親の鏡である』
テキサス馬リトリート生活で、このことがいかに真実であるかを知り、多くを学びましたが、
それでおしまい!なんていうことはないようで。次から次へと自分を知る関門がやってきます。

先日また気付く出来事がありました。
その時息子はすでにおやつをもらって食べたあとでした。
その日は事前におやつを出先でもらうからおうちでは用意しないよ、と説明してありました。
息子も理解していたはずでした。しかしここでわたしがイレギュラー対応したのがいけなかった・・・
頑張ってくれたから、と用意していたちょっとしたおやつをサプライズ的に息子に与えました。

「これだけなの?もっと食べたい。」

すでに目の前に与えられているのに、しかも本当はなかったはずのものなのに、
息子から出てきたのは感謝や喜びではなくて、不足感や不満、更なる欲求でした。

わたしは・・・悲しい気持ちになったと同時に正直どこかでイラッとしました。
感情が高ぶりそうになる自分を呼吸で落ち着かせながら、息子に何を伝えるべきか考えました。

ここのところ、こういうシーンがちょこちょこ発生することがあって引っかかっていました。
たまたま数日食後の果物がつづいた後のデザートなしの普段の食卓へ戻ったことへの不満げな顔、
このおやつじゃなくてこんなおやつが食べたかったな、という文句に聞こえる言葉(食べることばかりだ;;)。

そんなことを言わせないようにするのがいちばんなのでしょうが、現実目の前にそんな息子がいて、
都度わたしのこころが揺れるのを感じながら、気持ちを込めて伝えようとしました。でも違和感・・・。

テキサスから帰ってきたばかりの頃は小さなことにこころから感謝する姿があったはず。

何が変わったんだろう?あれ?そもそもなんでわたしはこんなに感情を揺さぶられているのだろう?
何にイライラしてる?感謝していないのは誰?本当は欲しがっているのは・・・誰?

やっぱり息子に悪気などないのですね。ただわたしが見せていることを映し取っているだけで。
小さなことを大切にしよう。目の前にいる人をこころから愛していこう。そう決めたはずなのに。
楽しかった時間を思い出したり、あんなことやこんなことをしたいと先のことに想いを馳せたり。
今与えられている環境に感謝せず、違うものが欲しい!もっと欲しい!なわたしを見てたんだよね。
どれだけ学んだって、継続しなければ、意識し続けなければ、あっという間にふわふわに逆戻り。

イライラしたのはそのことにうっすら気付いていながら見ない振りをして流されようとしてたから。
そんな自分の弱さや至らなさを息子に見たから。息子が見せてくれたから。

またやっちゃうところだったなぁ。
でも、こうやって前よりは早く気付けるようになっただけ多少はましになったのかな。
気付いて、学んで、ちょっとずつましになっていけば、ゆっくりでもいいおかあさんに近づいていけるかな。

冒頭のおやつの件は、頑張ってくれてありがとね、とこころを込めて伝えるだけでよかっただろうし、
じゃあなんでその時それができなかったかのかって今振り返ってみると、
自分の都合に付きあわせたから、という罪悪感にも似た気持ちがあったからで、
それって結局ネガティブな思い込みや思考の癖にまた引っ張られただけだったんだな、という。

わたしが!欲しい!そう思えば思うほど、渇望感が増していくだけなんですね・・・

わたしとあそんで (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

わたしとあそんで (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)
マリー・ホール・エッツ(著、イラスト) よだ じゅんいち(翻訳) 福音館書店

『追いかけるのをやめて、じっと待っていたとき、ふいに新しい世界がひらけたのです』
辛抱することも大切なのですよね。夢を見るより現実に生きる方がよっぽど大変です。

いつも気付かせてくれる息子に感謝。
そして今回は、大切なおともだちとお話しする時間があって、そこでも気づかせてもらいました。
自分のことって相手がいないと見えないものですね。おともだちにもこころからありがとうを!

さて、気付いたのだから意識を変えないと。
わたしが変われたかどうかはまた息子が見せてくれるのでしょう。頑張ります。


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by kakachan19 | 2014-10-10 23:45 | ■子育てから気づく