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はじまりの日

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覚悟という選択


昨日今日でテキサス滞在での最後のオフ日(ウィークエンド)が終わりました。
貸していただいているおうちの片付けやパッキングなど少しずつ帰国の準備も始めています。

昨日が最終日だった組もいて、飛行場まで一緒に行きました。これで見送りも2度目。
お料理上手の気配り上手だったママさんと素直で子どもらしくて元気いっぱいだった息子くん、
約1ヶ月共に過ごした人たちとの別れはなんともいえない切なさもあったけど、出会いに感謝しています。

残る二組(我が家ともう一組のママさん&娘ちゃん)は今週木曜日に帰国です。
ついに見送られる側になる日がやってきます。リトリートも残すところあと3日。いよいよ、です。

これを書いている今こちらは夜の10時過ぎ。
つい先ほどまで馬たちと一緒に過ごさせてもらっていました。
といっても特別なことをするでなく、ただ干草を食んでいる馬たちのそばにそっと立っているだけ。
高くどこまでも広がる空に星が数え切れないほど輝いていて、虫の声と馬が草を食む音だけがあって、
とても静かで、どこまでも静かで、時々馬と目が合って、そっと触れてみるとほわっとあたたかくて。

テキサスにきてよかったな、って。こころからそう思っています。

帰国してからが本当のスタートになるとわかっています。
まずは息子と、というか自分自身と本気で向き合っていかなければいけません。

息子は大人の、母であるわたしの注意をひくことに、愛を得ることに一生懸命で、
ゆれ幅がとても大きい感情に振り回されて、本当は楽しめるはずのことも楽しめなくて。

子は親の鏡というのは本当で、これってもうそのままわたし自身と一緒で。

息子がダメな子なわけではないのです。
これは彼の問題ではなくて、親であるわたしの問題です。

はさみを使うのが上手だろうが、文字に興味があって読めるようになるのが早かろうが、
今に集中できなかったり、学ぶ姿勢がなかったり、人をリスペクトできなければ意味がない。
強いエネルギーがあったって、それを正しい方向に放てないのなら、ある意味凶器でしかない。
その凶器は周りの人たちだけでなく、きっと自分自身を一番傷つけてしまうものになってしまう。

どんな教育法がいいとかそんなことは二の次で、その前段階というか一番基本的なこととして、
その子が人間としてこの社会で愛されより生きやすくなるための素養こそが、
親が子にまず与えなければ(教えなければ)いけないことであると今痛感しています。

わたしのこれまでの思考の癖がすぐに消えるわけじゃないことも、地味で地道な過程になることも、
自分の望むソリューションが魔法のようにぱっと現れることなんてないことも、わかりました。

でも、わたしは大丈夫。だから息子も大丈夫。

打算とかエゴとか罪悪感とかそういうもの一切なしで、
あなたにはできるんだよ、とこころの底から本気で思ってくれて、
わたしを一人の人間として、大人として扱ってくれる人にわたしは初めて出会いました。

愛されているということがどういうことかわかったから。

わたしのこころにやっとセキュアベースができました。
自分の中にこれからはいつでも安心して帰ってこられる場所がある。

愛されたいと外に愛を探す自分が完全に消えたわけではないと思うけれど、
それでも、誰も彼も、もちろんわたしも、ただそのままで平等に愛されているのだと知ったから。

わたしの中から自己中心的な愛を減らしていって、いつかお日様のように愛を注ぐ人になりたいです。

必要なのは覚悟だけ。ただそれを選択するだけ、ですよね。

残り3日、しっかり学んできます。


Love, かーかーちゃん


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by kakachan19 | 2014-08-25 13:23 | ■テキサス馬リトリート(2014)