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はじまりの日

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蛍の光が灯るとき


そろそろ梅雨入り、今年も蛍の季節がやってきましたね。

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そんなわけでわたしの地元、今は亡き祖父母宅近くにある小さな川に蛍に逢いに行ってきました。

 去年の記録(絵本エピソードあり):蛍が教えてくれたこと

今日みたいに風がなくて湿気のある日はいるはずだよ、というおとうさんの読みはあたり、
夜に近づくにつれどんどん増えていく淡く優しい光の舞いを息子と存分に楽しむことが出来ました。

「なんで蛍のおしりは光るの?」

 ぼくはここだよってだいすきな相手に伝えているんだよ

そんな会話をしつつ、息子が眠くなる時間まで暗闇のなかを散策したりぼーっと佇んだり。
(理論的な発光理由はコチラをどうぞ:ホタルはなぜ光る?|キヤノンサイエンスラボ・キッズ

自然の美しさや命の輝きに触れるとこころが動きます。
そんな時に一緒にいたいと思うヒトがやっぱり自分にとって本当に大切な存在なのでしょうね。

と、そんなことを想っていたら、やっぱり今年も祖父との思い出がぽっと胸に灯りました。

幼かった頃、父が家を長期間あけることがあると、父子家庭だったので、祖父母宅に預けられました。
祖母は優しい人だったけれど、祖父は子ども嫌いでほとんど構ってはくれなくて。
むしろ少しでもはしゃいだりすると感情的に叱責されたりするので正直ちょっと怖い存在でした。
そんな祖父がある晩散歩に連れ出してくれて。でも会話もほとんどなくてただ一緒に歩くだけ…
てくてくついていくと川沿いの散歩道にでて、そこにはたくさんの蛍が舞っていたのでした。
こころがはしゃいだのを憶えています、実際にはしゃいだとも思うのですが怒られた記憶はなくて。
思い出せるのは(今では考えられないことですが)祖父が蛍を1匹掌に包んで家に連れかえったこと。
庭石の上の蛍の淡い光はいまだに忘れられない祖父との数少ないあたたかな思い出です。

これから息子が育っていく人生の過程でいずれ暗闇に迷い込むこともあるかもしれません。
そんな時に、いろいろな家族の思い出が、こころで感じたことたちが、彼を支えてくれたらいいな。

蛍の光が灯るとき_e0269946_22424462.jpg

もしもこころが暗くなったなら、そこに蛍の光を灯してみたらいいのかもしれないですね。
蛍の光は星の光に似ていると思うから。たくさん思い浮かべたらそこは宇宙になるかもしれない。
暗くなきゃみえないものもある。輝くためには、伝えるためには、必要なモノがある。

・・・・・・・・・・・・

さーて、帰りの車中で寝落ちしてしまった息子ですが、今晩は蛍の夢をみるのかな?
来年も再来年もその先も、ずっとずっと水が綺麗なままで、蛍が舞っていてくれますように。

+いっくん 3歳11ヶ月+


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by kakachan19 | 2014-06-08 00:01 | ■子育てから気づく